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200329_健幸川柳「免疫は 食う寝る遊ぶ 工夫して」

 世界中で感染が広がり続けている新型コロナウイルスですが、特効薬は今のところありません。しかし、世界中の研究者や政府は一致団結して、その治療薬を求めてエボラ出血熱、SARSやMERSに有効な医薬品を、利益がリスクを上回るか否か患者さんを対象に臨床試験を試みています(医師主導臨床試験)。

 私たちはこの困難を乗り越えていくためには、感染爆発を防ぎ、医療崩壊を起こさない様に相互に協力、時間を稼ぐ事が大切です。そんな訳で、週末は外出を控え、読書しています。

 その中の1冊としてライフデザインに関する書籍が今の心境に当てはまりました。

「私の生涯の全てはただこの時、この一大試練の為に準備されたものであるような気がした。(W•チャーチル『第二次世界大戦』)

 リスク回避は普段の行動、準備が大切であるということを改めて感じています。

またその書籍では、1960年代に米国スタンフォード大学で実施した追跡調査の「マシュマロ調査」の興味深いデータを提供していました。

 4歳児を個室に呼び一つのマシュマロを見せてこういう。「ちょっと用事を済ませてくる。待っていてくれたらマシュマロを二つあげる。待てなかったら食べてもいい。でもこの一つだけだよ」。その後、青年になった時に、マシュマロ二つのために我慢できた子供達には社会性と対人能力に優れ、人生の難局に適切に対処できる力が身についた。一方、誘惑に負けてしまった子供達は、頑固で挫折しやすい傾向があったという。さらに、試験の成績でも差がついたという事だ。

 上述したマシュマロ調査はリスク回避は目先の利益より、将来の利益を優先するということを端的に表していると思います。今は自己防衛のための体力維持、そして社会協力を優先して生活したいと思います。