
※「ひとり人生」と「新たなつながり」──ゴルフがくれた健幸時間※
定年退職から早くも7年。
夫婦で顔を合わせながら昼食をとる日常も、いつの間にかすっかり馴染んだものになった。
互いの時間や行動を尊重し合う、そんな穏やかな生活のスタイルが少しずつ築かれてきたように思う。
今年の初夏、妻は娘とともにフランス旅行、続いて友人とのイギリス旅行へと出かけていった。
私はというと、その間は“独身生活”を満喫。
朝の支度に、昼の運動、そして夕方からは趣味の時間――。
普段と変わらぬ日常ながら、ひとりの時間を心地よく過ごせた。案外「ひとり人生」も悪くない、そんな気づきがあった。
しかし、今の日本では高齢者の単独世帯が急増し、社会的な課題にもなっている。2025年には高齢者の約3人に1人が一人暮らしとなり、単独世帯数は600万世帯に達するといわれている。
「ひとり」をどう生きるか。その問いは、もはや個人の問題ではなく、社会全体のテーマでもあるのだ。
そんな中、私にとって「健幸ゴルフ」は、心身の健康を保つだけでなく、人との新たなつながりを生み出す場にもなっている。
先日、宇都宮で開かれたゴルフ仲間の誕生日会には、最近知り合った4人が集まった。最年長は80歳、最年少は40代。そして主役は韓国から来た方。国籍も世代も異なる仲間たちと、笑い合いながらクラブを振り、語り合う時間は、まさに「健幸」の象徴だった。
年齢を重ねても、ひとりであっても、新たなつながりはつくれる。
「ひとり人生」でも、「孤独」ではなく「自由」と「好奇心」で満たされた時間を。
そんな日々を、健やかに、幸せに――健幸ゴルフがその道しるべとなってくれている。